charset=euc-jp
http://ffeck.tsuchigumo.com/
ローカルマシン(自分が使ってるパソコン)の
デスクトップ(GNOME、KDEなど)で
リモートマシン(LANでつながっている他のパソコン)の
Xクライアント(グラフィックなプログラム)を
表示させるためにxonやxhost,export,telnet,sloginなどを使う方法はLinux入門書など
にも書いてあります。
だが、ローカルマシンにリモートマシンのデスクトップを表示さ せる方法(X端末の設定)の説明はあまり見かけません。
以前、Vine Linux2.0を使っていた時は、ネット上でみつけた文書 http://www.ku3g.org/negi/linux.html の説明通りにしたら簡単に使えたのですが、その後のバージョンでは セキュリティが厳しくなったせいか、うまくいかなくなりました。 ようやくうまくいくようになったのでメモしておきます。
リモートマシンはグラフィカルログインできるように/etc/inittabを設定します。
ローカルマシン(X端末)はグラフィカルログインでないほうがいいでしょう。
リモートマシンの/etc/X11/xdm/Xaccessのファイルに
# * #any host can get a login window という行を見つけて、先頭の#を取り除きます。 * #any host can get a login window さらに/etc/X11/xdm/xdm-configのファイルの最後に ! SECURITY: do not listen for XDMCP or Chooser requests ! Comment out this line if you want to manage X terminals with xdm DisplayManager.requestPort: 0 という部分を見つけて、先頭に!を付けます。 ! SECURITY: do not listen for XDMCP or Chooser requests ! Comment out this line if you want to manage X terminals with xdm !DisplayManager.requestPort: 0ネット上の文書 http://www.idg.co.jp/lw/back/200110/20011009_01_report.html によれば、セキュリティが厳しいバージョンでも、 これでうまくいくはずなのですが駄目でした。
そこで試行錯誤しました。
リモートマシンのRedHat Linux7.1でグラフィカルログインにgdmを 使っている場合は、
/etc/X11/gdm/gdm.confのファイルに[xdmcp]という項目を見つけて
Enable=0になっていたのをEnable=1 HonorIndirect=0になっていたのをHonorIndirect=1に変えてみたらうまくいくようになりました (gdmを使っている場合はxdmのファイルの上述の書き換えは必要ありません)。
リモートマシンのアドレスが192.168.0.1とすると ローカルマシンから
X -query 192.168.0.1
と打ち込めばリモートマシンのデスクトップをローカルマシンに表示できます。 ローカルマシンに戻るには、[ctrl]+[alt]+[bs]でXから抜けられます。
【追記】X端末の設定による方法のほかに、VNCというソフトを使って、
リモートマシンのデスクトップをローカルマシンのビュアーで操作
するやり方もあります。
著:佐藤信太郎
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